AI活用を「個人の工夫」から「チームの取り組み」へ

生成AIの活用が広がる一方、ツールを導入しただけでは、必ずしも業務や組織の変化にはつながりません。
メンバーによってAIの知識や利用経験が異なるなかで、チームとして活用を進めるためには、まず自分たちの現在地を把握し、目指す状態について共通認識を持つ必要があります。
今回のワークショップでは、個々の利用方法を学ぶことだけを目的とせず、「チームとしてAIをどのように活用していくか」を参加者同士で考えることを重視しました。
2つのモデルで、現在地と目標を可視化
ワークショップでは、「AI活用成熟度モデル」と「AI駆動3軸モデル」という2つのモデルを活用しました。AI活用成熟度モデルでは、組織のAI活用を次の5段階で捉えます。

参加者は、チームの現在地と半年後に目指す段階をそれぞれ検討しました。
さらに、現在地と目標の間にある課題を「人材」「組織」「基盤」の3軸から整理。単に「AIをもっと使う」という抽象的な目標ではなく、誰が、どのような環境で、どのように活用を広げていくのかを具体化しました。
多くのAI研修は「ツールの使い方」を個人に教えることに主眼を置きます。しかし現場では、気づきを得られる人と得られない人の差、そして気づきをアクションに移すまでの「崖」が、活用が広がらない本当の原因になっています。だからこそ本ワークショップは、AI活用を個人スキルの問題に閉じず、人材・組織・基盤の3軸で捉えることを重視しています。
現場の業務課題を起点に、次の一手を考える
当日は、ビジネスやシステムに関わる参加者が複数のチームに分かれてワークを実施しました。
問い合わせ対応、情報探索、開発・運用プロセスの効率化など、それぞれの現場が抱える業務課題を共有。そのうえで、AIを活用して目指したい状態と、そこに至るために必要なアクションを検討しました。
チーム内で対話することで、個人のアイデアにとどまらず、実際の業務や組織の状況を踏まえた「次の一手」が言語化されていきました。


参加者の9割が「次の一手」を明確化
ワークショップ後のアンケートでは、回答者の90%が「次の一手の明確さ」について5段階中4以上と回答しました。
また、9名が現在地よりも高い段階を半年後の目標として設定。多くの参加者が、AI活用を個人の取り組みにとどめず、チームへ広げていく姿を描きました。
ワークショップ後、参加チームの一つでは、特定の社内定常業務をAIで効率化しようという自発的な取り組みが始まりました。個人の工夫として閉じていたものが、チームで語り合うことで「同じ課題にどうAIを重ねるか」という共通の気づきに変わり、具体的な行動へとつながっています。
本ワークショップの成果は、その場でAI活用の結論を出したことではありません。バラバラだった現在地の認識をチームで揃え、目指す姿と次の一手について、納得感を持って対話を始められたことにあります。この共通認識こそが、その後の実践と投資判断を支える土台になります。
自らAIを使いこなし、進化し続ける組織へ
AI活用を組織に根づかせるためには、一度の研修やツール導入で終わらせず、現場での実践と振り返りを重ねていくことが重要です。
今回のワークショップで整理された現在地、目標、次の一手は、各チームが今後の取り組みを検討していくための土台となりました。
スパイスファクトリーの「Spice AI Enablement」では、独自のAI成熟度モデルをもとに、人材育成・組織づくり・AI基盤構築を一気通貫で支援します。知識やツールを提供するだけではなく、組織が自らAIを使いこなし、進化し続けられる状態を、ともにつくります。
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Spice AI Enablement|AI人材育成・AI駆動コンサルティング・AI基盤構築を一気通貫で支援。独自のAI成熟度モデルとイネーブルメントのフレームワークで、AI駆動組織への変革を確実に実現します。