Design Enablement

デザイン・イネーブルメント組織基盤開発支援

個人の力に頼らず、組織として自律的にデザインが回る、

その仕組みそのものを構築する支援です。担い手の育成から、

AIも読めるガイドライン、評価との接続までを設計します。

Our Approach

何をつくるかを決める力が、個人ではなく組織に残る状態へ

「できる人が抜けると回らなくなる」「研修で育てても、現場に戻ると元に戻る」。
デザインが特定の人に依存し、組織として続かないのは、個人のスキル以上に、
それを支える仕組みが整っていないことに原因があります。

デザインとは、何をつくり、どんな価値を届けるかを決めることです。決まった答えを形にする作業ではなく、まだ決まっていないことを、つくって確かめながら決めていきます。生成AIで誰もがデザインに関われる時代だからこそ、その実践を一過性で終わらせないことが問われます。

本支援の土台にあるのは、デザインの実践を組織のなかに広げ続けるための考え方、デザイン・イネーブルメントです。専門のデザイナーが常にそばにいなくても現場の一人ひとりがデザインを実践し続けられる環境を、非デザイナー向けの実践研究にもとづいて組織の仕組みとして整えます。

担い手、共通言語、振り返りの場、AIも読めるガイドライン、評価との接続が組織に残る状態を目指します。

そのお悩み、スパイスファクトリーで解決しませんか?

Issue 01

何をつくるかを決められる人が、
その人しかいない。

課題

決められる人が
一人に偏っている

何をつくるかを決める場面になると、いつも同じ人が呼ばれる。その人が抜けたとき、誰も決められなくなるのではないでしょうか。

変化

誰もがつくって
確かめられる

生成AIで、誰もがつくって確かめられるようになりました。決める経験を積む人を、一人に頼らず計画的に増やせる条件が整っています。

解決策

デザインを広げる
担い手を立てる

組織のなかでデザインを広げる中核となる人を、現場での観察を通じて見出し、自走できるまで一緒に伴走します。

Issue 02

何を良しとするかも、
どう見られたいかも、決まっていない。

課題

良し悪しを測る
物差しがない

何を良しとするか、どう見られたいかが組織の言葉になっていないため、出てくるものの印象が人によってばらついてはいないでしょうか。

変化

AIに渡すために
言葉にする

AIも読めるガイドラインをつくる過程で、何を良しとするかを言葉にすることになります。人の頭のなかにあった基準を形にする機会が生まれています。

解決策

共通言語と
決め方を仕組みにする

職種を超えて議論できる共通言語、意思決定のプロセス、AIも読めるガイドラインを、組織の仕組みとして置きます。

Issue 03

つくった仕組みが使われず、
使っても評価されない。

課題

仕組みを整備しても
使われない

日々の判断で参照されないうちに中身も古くなり、使い続ける人の働きも評価に表れない。そんな状態になってはいないでしょうか。

進め方

形だけになる
状態には段階がある

見直す仕組みはあるが気づきが反映されない状態と、改善はできても前提は変えられない状態は、別の段階です。どこで止まっているかを見極めます。

解決策

使われ続ける形にし、
評価につなぐ

現場で使われ、問い直されながら更新され続ける状態まで一緒につくり、人事評価や役割定義にも位置づけます。

Feature01

デザインを広げる担い手を発掘し、自走まで育てる

組織のなかでデザインを広げていく中核となる人を、私たちはデザイン・イネーブラーと呼びます。現場での観察を通じて候補となる方を見出し、自走できるまで一緒に伴走します。始めるのは、誰がどの役割に向いているかを見極めるところからです。ここで見ているのは適性そのものではなく、その可能性がある方を見出すことです。

そのうえで、他者の「こうしたい」を引き出す問いの設計、必要な知識をチームに渡す型、実践を仕組みに落とすやり方までを、実際の業務のなかで移していきます。座学ではなく進行中の案件を題材にするので、身につけた進め方がそのまま現場のやり方になります。

できる人頼みの属人的な状態から、担い手を計画的に立てる体制へと移し、何をつくるかを決められる人を組織のなかに増やしていきます。担い手は一人に限りません。複数の方が同時に動ける状態にすることで、異動や退職があっても実践が止まらなくなります。決める場面でいつも同じ人が呼ばれる状態から、抜け出す起点になります。

担い手を見出し、自走するまで伴走する流れを4段階で示す図。STEP01 診断と現場での観察から候補を見出す、STEP02 誰がどの役割に向いているかを見極める、STEP03 問いを設計し実践の型で業務の中に移す、STEP04 自走する。一人の実践を組織全体へ広げる。

Feature02

共通言語と振り返りの場、AIも読めるガイドラインを仕組みにする

デザインが続くかどうかは、個人の能力以上に、それを支える環境で決まります。整えるのは、UIコンポーネントのような制作物だけにとどまりません。職種を超えて議論できる共通言語、意思決定のプロセス、つくったものを問い直し振り返る場まで含めて、組織の仕組みとして置きます。

整える対象には、AIも読めるガイドラインも含みます。何を良しとし、どう見られたいかの基準、指示文のテンプレート、過去にどう判断したかの記録です。案件ごとにつくった進め方が終わりとともに消えないよう、組織で共有し、更新し続ける形にします。うまくいかなかった判断を、誰がいつ基準の側へ書き戻すかまで決めておきます。

基準は、文書に書けば移るものではありません。書かれたものが参照されないまま残るのは、共通言語と、判断の過程を見せる場が欠けているからです。どこが欠けているかは、組織の現在地を診断してから見極めます。

大規模な組織変更は前提としません。既存のチーム構成のなかでデザインが回る仕組みを整えるところから段階的に始めます。仕組みを入れて終わりにせず、現場で実際に使われ、問い直されながら更新され続ける状態まで育てます。

共通言語・意思決定のプロセス・振り返りの場を組織構造に実装することを示す図。3つが矢印でつながり、問い直して更新し続ける循環になっている。右側では、整える範囲が組織構造の側にあり、UIコンポーネントやガイドラインは、よくある範囲としてその内側に位置づけられることを示す。

Feature03

デザインへの貢献を評価と役割定義に位置づける

デザインへの取り組みが評価されない組織では、現場の実践は長く続きません。誰がどんなデザインの実践をしているか、どんな判断や貢献が組織にとって価値だったかを、人事評価や役割定義、キャリアパスのなかに位置づけていきます。デザインの事業への貢献を可視化し、評価と育成の仕組みに接続することで、デザインの実践を業務外の頑張りから、組織が育てる正当な仕事へと位置づけ直します。

評価や役割定義に反映するのは、何をつくり、どんな価値を届けるかを決めた、その判断と貢献です。成果物の出来ばえではなく、誰がどんな問いを立て、何を根拠に決めたかを見えるようにします。私たちがお出しするのは反映案までで、制度としてどう定めるかは人事部門と一緒に決めます。

判断基準づくりや評価制度との接続には経営の関与が有効なので、経営層と現場が対話する場づくりから支援できます。取り組みが評価に位置づけられたかどうかは、支援の途中と、支援が終わったあとに確かめます。

デザインの実践を、業務外の頑張りから組織が育てる正当な仕事へ位置づけ直すことを示す図。これまでは誰がどんな実践をしているかが見えず判断や貢献が評価に反映されない状態、これからはデザインへの貢献を可視化して評価と育成の仕組みに接続する状態として、左右に対比する。

Case Study

自社のデザイン組織も、個人頼みから
仕組みへの移行を続けている

スパイスファクトリーのデザイン組織も、かつては案件ごとに個人が手探りで動いていました。デザインが特定の人に頼りきりにならず、組織として続くにはどうすればいいか、私たち自身も向き合ってきました。

チーム制の導入や職種の統合で体制を整え、経営直轄でデザインを統括する役割を設けました。暗黙知になりがちだった業務や提案の進め方を少しずつ言語化して運用ルールにし、評価のしくみとも結びつけています。業務時間の一部を実験と検証にあてる仕組みも続けています。

まだ道半ばではありますが、自分たちで試し、つまずきながら確かめてきたことは、同じ課題に向き合う組織にとっての手がかりになるかもしれません。

よくあるご質問

何から始めることになりますか?

組織の現在地の診断から始めます。どの仕組みが機能していて、どこが欠けているかを見極めたうえで設計します。大規模な組織変更は前提としません。既存のチーム構成のなかでデザインが回る仕組みを整えるところから段階的に始めます。ガイドラインの整備など、つくるものが決まっている場合は、診断を省いてその構築から始めることもできます。

期間はどれくらいかかりますか?

容により3〜6か月程度を目安に、段階的に進めます。診断から始めるフェーズ、AIも読めるガイドラインをつくるフェーズ、組織に定着するまで伴走するフェーズを、分けて設計することも可能です。

費用はどれくらいかかりますか?

支援範囲によって変わります。まず組織の現在地を診断するフェーズは、数十万円規模から始められます。ガイドラインやデザインシステムなど、つくるものが決まっている部分は、対象を決めて別途お見積もりします。担い手の育成や評価制度との接続など、組織に定着するまで伴走する部分は、月額100〜200万円程度でご支援します。

デザイナーがいなくても進められますか?

進められます。むしろ、専門のデザイナーが不足している組織を主な対象としています。現場の非デザイナーがデザインを実践し続けられる状態を一緒につくります。判断基準づくりや評価制度との接続には経営の関与が有効なので、経営層と現場の対話の場づくりから支援できます。

取り組みの効果はどう測りますか?

仕組みが使われているかで見ます。イネーブラーが立ち上がったか、共通言語や振り返りの場が使われているか、デザインへの貢献が評価に位置づけられたかを、支援の途中と、支援が終わったあとに確かめます。メンバーの力を伸ばすならデザイン・イネーブルメント研修、案件で成果を出すならAI駆動デザイン支援が適しています。

堅いご挨拶も、資料の準備もいりません。
まずはお話を聞かせてください。

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