私たちは、組織の現在地を診断することから始め、足りていない仕組みにねらいを定めて手を打ちます。担い手の発掘・育成、共通言語や振り返りの場の整備、評価制度との接続を、現場で実際に使われ続けるところまで見据えて設計します。
専門のデザイナーが不足している組織や、個人の頗張りに頼ったデザインを仕組みへ移したい企業に効果的です。一時的な制度導入で終わらせず、研究にもとづいて設計することで、人が入れ替わってもデザインが根づき続ける状態をつくります。
デザインを広げる人を発掘し、育てる
組織のなかでデザインを広げていく中核となる人を、私たちは「デザイン・イネーブラー」と呼びます。診断と現場での観察を通じてイネーブラー候補を見出し、自走できるまで一緒に伴走します。誰がどの役割に向くかを見極めるところから始め、他者の「こうしたい」を引き出す問いの設計、必要な知識をチームに渡す型、実践を仕組みに落とすやり方までを、実際の業務のなかで移転していきます。
「できる人頼み」の属人的な状態から、イネーブラーを計画的に立てる体制へと移し、一人の実践を組織全体に広げていく力を育てます。
デザインが続く環境を整える
デザインが続くかどうかは、個人の能力以上に、それを支える環境で決まります。UIコンポーネントやガイドラインといった狭義のデザインシステムだけでなく、職種を超えて議論できる共通言語、意思決定のプロセス、つくったものを問い直し、振り返る場まで含めた、広い意味でのデザインシステムを組織構造に実装します。
仕組みを入れて終わりにせず、現場で実際に使われ、問い直されながら更新され続ける状態まで育てます。
評価制度と連動させる
デザインへの取り組みが評価されない組織では、現場の実践は長く続きません。誰がどんなデザインの実践をしているか、どんな判断や貢献が組織にとって価値だったかを、人事評価や役割定義、キャリアパスのなかに位置づけていきます。
デザインへの貢献を可視化し、評価と育成の仕組みに接続することで、デザイン実践を「業務外の頗張り」から「組織が育てる正当な仕事」へと位置づけ直します。