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HubSpotとWordPressを連携するメリットとは?連携方法や具体的な活用方法もご紹介

HubSpotとWordPressを連携するメリットとは?連携方法や具体的な活用方法もご紹介

Posted by スパイスファクトリー公式 | |Webマーケティング,HubSpot

アジャイルなシステム開発、デザイン、ブランディング、マーケティングを得意とし、全方位から企業の DX を支援するスパイスファクトリー株式会社です。
マーケティング活動を推進していくために HubSpot と WordPress のどちらも運用している企業においては、双方をうまく組み合わせることで様々なメリットを得ることができます。
そこで今回は「HubSpot と WordPress を連携するとどんなメリットがあるか分からない」「そもそもどのように連携をしたらよいか知りたい」という方に向けて、HubSpot と WordPress を連携するメリットや連携方法、具体的な活用方法をご紹介いたします。

HubSpotとWordPressの概要

HubSpotとWordPressの概要
まずは HubSpot と WordPress の概要についてご紹介します。

HubSpotとは

HubSpot とは、企業のマーケティング・営業・カスタマーサービスなどの業務に必要な機能がそろったクラウド型プラットフォームです。
2023年 4月現在、世界 95か国、34,000社の企業で愛用されています。Datanyze社の調査「Use our Chrome Extension & instantly connect with prospects」によると、マーケティングオートメーション分野では世界マーケットシェア第1位を誇るなど、多くの企業が活用するツールです。

HubSpot では、無料の CRM機能に加え、目的にあわせて Marketing Hub・Sales Hub・Service Hub・CMS Hub・Operations Hub の 5つの製品を利用できます。これらを組み合わせることで、マーケティングや営業、カスタマーサポートなど広範囲の業務に対応可能です。
HubSpot の詳細については以下の記事もご覧ください。

HubSpot(ハブスポット)とは?インバウンドマーケティングと主な機能を徹底紹介!

WordPressとは

WordPress とは、個人ブログから大規模な企業サイトまで制作可能な CMSソフトウェアです。多くの Webサイトは WordPress により構築されており、wwwTechs による調査「Usage statistics of content management systems」では Webサイト全体の 43.2%が WordPress で構築されていることも明らかとなっています。

WordPress のメリットは簡単かつ効率的にWebサイト制作を実現できる点にあります。WordPress にあるテンプレートを使うことで、HTML や CSS などによるコーディングをせずとも簡単に Webサイトを制作できます。ブログ記事などのコンテンツの追加も容易です。
WordPress 自体は無料で利用でき、自由にカスタマイズできる点もメリットといえるでしょう。

HubSpotとWordPressを連携するメリット

HubSpotとWordPressを連携するメリット
それでは、HubSpot と WordPress を連携するメリットはどのような点にあるのでしょうか。
ポイントは、双方の連携による相乗強化によりマーケティングをさらに効率化できる点です。以下では、具体的にどのようにマーケティングを効率化できるのかご紹介します。

サイト内での顧客のアクションを分析できる

両者の連携により、WordPress で作成したサイト内で顧客がどのようなアクションを取っているかを HubSpot で分析できるようになります。具体的には、以下のような分析が可能です。

  • 顧客の流入経路
  • 顧客が訪問したページの遷移経路
  • 顧客がどのページを見たか、どのコンテンツに興味を持ったか
  • フォームの送信状況

これらの分析結果をもとに、Webサイトの改善点を分析したり、アクセス増加のための施策を検討したりすることができます。
また、顧客の行動履歴から顧客の興味・関心を把握することで、顧客育成のための最適なフォローアップを行うこともできます。

顧客情報を用いてナーチャリングを実施できる

HubSpot では、お問い合わせフォームや資料ダウンロードフォームを簡単に作成することができます。
作成したフォームを WordPress に埋め込み、顧客が情報を入力・送信すると、HubSpot上で自動的にコンタクト(顧客)として登録されます。
HubSpot外部のフォームを使用したい場合は、外部のフォームと HubSpot を連携することも可能です。
収集したコンタクト情報を元に、HubSpot上でフォローアップメールやステップメールを送信するなど、リードナーチャリングを実施できます。
このように、HubSpot と WordPress を連携することで、リードの収集からナーチャリングまでを手軽かつ一元的に実施できます。

HubSpotとWordPressの連携における注意点

HubSpot と WordPress の連携にあたっては注意すべき点もあります。

連携作業が必要

ツールやプラットフォームの連携に慣れていない場合、初期設定が複雑と感じる可能性があります。
両者を連携させるためには、HubSpot の APIキーの取得や WordPress への HubSpotトラッキングコードの設置などが必要です。
自身での設定に不安を感じられる場合、HubSpot のパートナー企業へ依頼を行うこともできます。HubSpot のパートナー企業選びに関しては、以下の記事で詳細にご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

HubSpot導入・活用支援を依頼するパートナー企業選びのコツを解説

HubSpotとWordPressの連携方法

HubSpotとWordPressの連携方法
HubSpot と WordPress を連携させるための方法は大きく「プラグインを利用する」方法と「トラッキングコードを利用する」方法の 2つです。以下では、それぞれの連携方法についてご紹介します。

プラグインを利用する

HubSpot が提供する WordPressプラグインを WordPress上のサイトにインストールすることで、連携を実現できます。
この方法では、WordPressサイト内で HubSpot の機能を利用できます。たとえば、以下の画面のように WordPress から直接 HubSpot のコンタクト情報を確認できます

HubSpotのWordPressプラグイン
出典:HubSpot「HubSpotのWordPressプラグイン」

また、WordPress のサイトに反映する HubSpotフォームを WordPress上で作成したり、WordPress上で HubSpot のウェブチャットを立ち上げ、リアルタイムで顧客とやり取りしたりすることもできます。

※参考:HubSpotナレッジベース「HubSpot WordPressプラグインをインストールして使用する」

トラッキングコードを利用する

もう一つはトラッキングコードをサイト内に埋め込む方法です。HubSpot にてトラッキングコードを発行し、WordPress で作成したサイトに埋め込むことで、訪問者の活動を HubSpot から追跡することができます。
プラグインを利用する方法とは異なり、WordPress上から HubSpot を操作することはできないため、用途によって使い分けが必要です。

※参考:HubSpotナレッジベース「HubSpotトラッキングコードをインストールする」

当社で実際に行っているHubSpotとWordPress連携の活用例

HubSpotとWordPress連携の活用例
ここでは、HubSpotとWordPress連携の活用例として、実際に当社で行っている活用方法をご紹介します。

HubSpotフォームの埋め込み

当社では、WordPress で構築したコーポレートサイトの問い合わせページに、HubSpot のお問い合わせフォームを埋め込んでいます。フォームから送信された顧客の情報は HubSpot へ自動連携され、マーケティングや営業活動といった業務に活用されます。
お問い合わせフォーム

コーポレートサイト内のサービスページやブログ記事でも HubSpot と連携しています。たとえば、HubSpot導入・カスタマイズ開発のサービスページには、HubSpot で作成したお問い合わせフォームを埋め込んでいます。また、本記事のようなブログにおいては、HubSpot で作成した CTA を設置し、問い合わせまでの導線を作っています。
埋め込み作業は容易で、HubSpot でフォームを作成した際に発行されるコードを埋め込むだけで実現できます。

Slackとの連携

当社ではお問い合わせフォームが送信された際に、Slack の指定したチャンネルに通知が届くように設定をしております。日ごろ利用しているチャットツールを利用することで見逃しをなくし、スピーディに社内連携に入ることができます。

HubSpot と Slack の連携方法については以下の記事で解説しておりますので、よろしければご覧ください。

HubSpotとSlackの連携方法を解説!HubSpotを外部ツールとの連携でさらに便利に

顧客情報を確認

上述のとおり、HubSpotフォームを利用することにより問い合わせ時に自動でコンタクト情報が作成されます。上述した Slack の通知から直接 HubSpot へアクセスすると、HubSpot のコンタクト情報の画面に遷移し、問い合わせ内容やページ閲覧履歴などを確認できます。

HubSpot コンタクト

問い合わせをした顧客が、どのページをどのような順番で閲覧しているかを確認することで、ニーズや興味関心を把握できます。

連携でマーケティングの最適化実現

まとめ
この記事では、HubSpot と WordPress を連携するメリットや連携方法、具体的な活用方法についてご紹介しました。
HubSpot は、Webサイトを運用している企業のインバウンドマーケティング施策の強化や効率化に最適です。当社では、HubSpot の多様な導入実績を踏まえ、貴社の状況に合わせた HubSpot導入・運用のご提案を行うことも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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