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HubSpotとSlackの連携方法を解説!HubSpotを外部ツールとの連携でさらに便利に

HubSpotとSlackの連携方法を解説!HubSpotを外部ツールとの連携でさらに便利に

アジャイルなシステム開発、デザイン、ブランディング、マーケティングを得意とし、全方位から企業の DX を支援するスパイスファクトリー株式会社です。
今回の記事では以下の悩みを抱えている方を主な対象としています。

  • HubSpot と Slack の連携を考えているが方法やそれによるメリットを理解しきれていない方
  • HubSpot の導入を検討しているが他の MAツールとの違いが不明瞭な方

この記事では、HubSpot と Slack の連携方法と、連携することで得られるメリット、そして Slack 以外に HubSpot と連携すると便利な外部ツールをご紹介したいと思います。
ちなみに、HubSpot と Slack の連携は両方のサービスの Freeプランから利用可能ですので、両サービスを利用している方は是非活用されることをおすすめします。

HubSpot と Slack を連携するとできること

まずは、HubSpotとSlackを連携することで新たに実現できることを3つに分けてご紹介します。

  1. HubSpot での通知を Slack 上で確認することができる
  2. Slack で HubSpot のタスク・チケット等の情報を作成・管理することができる
  3. HubSpot のワークフローを用いて Slack を自動化することができる

①HubSpot での通知を Slack 上で確認することができる

Slack と HubSpot を連携することで、HubSpot 上での通知を Slack で受信、確認することができます。

具体的には、フォームの送信内容やメールの受信といったコンタクトから送信されたメッセージの情報、そしてタスクの割り当てやレコード内での自身へのメンションといった通知を Slack で受け取り、管理することができます。

以下の画像のように、HubSpot のフォーム送信の通知先に Slack の任意のチャンネルに通知を送ることも可能です。

もちろん HubSpot 内や、メールでも通知を受け取ることは可能です。
しかし、メールなどは忙しく業務をこなしていると、どうしても見逃しが多くなりがちです。コミュニケーションツールとして Slack を導入している企業であれば、確認頻度は Slack の方が多いのではないでしょうか?毎日頻繁に確認するであろう Slack で通知を確認することができれば、通知を見落とすリスクを減らすことにつながります。
営業などのフォロー活動も迅速に行えるためメリットは大きいでしょう。

具体的に Slack で管理することのできる HubSpot からの通知としては、以下を挙げることができます。

  • チケットや取引で、コメントが来たときの通知
  • レコード上でのメモなどにおいて、自分がメンションされたときの通知
  • チケットなどのレコード上でのメモなどにおいて、自分がメンションされた時の通知
  • タスクのリマインダー、期限超過の通知
  • コンタクトからメッセージが来たときの通知
  • タスク・担当が自分に割り当てられたときの通知
  • コンタクトがフォームを送信したときに、その内容を通知

最後のコンタクトが送信したフォームの内容の通知に関しては、スパイスファクトリーでも実際に実装しており、以下の画像のようにリードの状況をリアルタイムで簡単に把握することが出来るため便利です。

HubSpotからSlackへの通知の例

②Slack で HubSpot のタスク・チケット等の情報を作成・管理することができる

HubSpot 上で通知を受け取ることに加えて、Slack と HubSpot を連携することで Slack 上で HubSpot のタスク・チケットを表示・作成することが可能になります。

以下のように、対象となるメッセージの三点リーダーを選択し、「その他」を選択、その後にドロップダウンメニューから「Add a task HubSpot」もしくは「Add a ticket HubSpot」を選択することで、Slack 上からHubSpot のアカウント内にタスク・チケットを簡単に作成することができます。

SlackからHubSpotのレコードを作成する画面説明用画像

Slack で依頼されたタスクやチケットをその場でタスク化、チケット化できるので、レコード作成の手間を省くことができます。

また、Slack には HubSpot 専用のコマンドが存在します。
たとえば Slack に「/hs-search-」と入力し、その後に「/hs-search-ticket」のように表示させたいレコードの種類を打ち込むことで、以下のように対象のレコードを表示させることができます。加えて、コマンドの後に検索する語句を入力することで、特定のレコードを表示させることも可能です。

レコード作成のために逐一 HubSpot を開く手間を省くことができるので、業務の効率化につながります。

③HubSpot のワークフローを用いて Slack に通知を送ることができる

最後に、上述した2つの機能に加えて、HubSpot と Slack を連携することで HubSpot から Slack へ任意のタイミングで通知を送ることができます。

以下の画像のように、ワークフローの右のサイドバーから、「Slack 通知を送信」を選択することで、任意のユーザー・チャネルに任意のメッセージを送信することができます。

HubSpotとSlackを連携するとHubSpotのワークフローアクションに「Slack」の欄が追加されます

たとえば「特定のページを訪問した」など、コンタクトの動きを条件としてワークフローを設計することで、リアルタイムでの通知が届き、迅速な対応が可能になります。

HubSpot と Slack の具体的な連携方法

続いて、HubSpot と Slack を連携する際の具体的な操作をご紹介します。

HubSpot マーケットプレイスで Slack アプリをインストール

まずはじめに、 HubSpot のマーケットプレイスで「 Slack 」と検索し、Slack のアプリを HubSpot にインストールします。

HubSpot のマーケットプレイスを開く

HubSpot ホーム画面の上部のバーから、アプリマーケットプレイスを選択します。

Slack のアプリを検索する

検索窓でアプリを検索します。

Slack のアプリをインストールする

インストールの際に、HubSpot と連携する Slackアカウントの選択と、許可を要求されます。

インストール後の設定

以上の手順を踏んで Slackアプリをインストールすると、HubSpot 上で Slack アプリの設定を行うことができます。

連携の設定に関しては、直感的に設定することができる UI になっているため、初心者の方でも簡単に設定することができるかと思います。

HubSpot と連携すると便利な外部ツール

ここまで、HubSpot と Slack を連携することで可能になること、そして、実際に連携させる際の操作を紹介してきました。
HubSpot は連携することのできる外部ツールが非常に豊富で、Slack 以外の外部ツールにおいても、簡単に連携し、業務を効率化することができます。

この章では、Slack 以外の HubSpot と連携すると便利な外部ツールを6つご紹介していきます。

LINE

HubSpot公式が作成したアプリではありませんが、「LITTLE HELP CONNECT」というアプリをインストールすることで、HubSpot と LINE を連携することができます。

HubSpot と LINE を連携することで、LINE の友達を HubSpot で一元管理したり、LINE メッセージをセグメントごとに自動で送信したり、LINE のチャットのボットをノーコードで直感的に作成することが可能になります。

情報発信の媒体として LIN Eを活用している場合は、情報の管理やマーケティングの面において効率化を期待することができます。

Sansan

Sansan は国内でも有名な名刺管理ツールです。CM などを見て知っている方も多いツールではないでしょうか。
HubSpot 公式が作成している「Sansan」というアプリをインストールすることで、Sansan 上の名刺データを、漏れなく被りなく HubSpot に同期させることができます。

また、連携後は Sansan で新たな名刺が追加されたり、名刺の情報が更新されるたびに自動で HubSpot と同期されるため、工数を割くことなく顧客情報を同期し、HubSpot での営業やマーケティング活動に繋げることができます。

Zoom

HubSpot 公式が作成している「Zoom」というアプリをインストールすることで、HubSpot 上から Zoom ミーティングを予約・開催したり、Zoomウェビナーに参加したコンタクトのデータを HubSpot に蓄積させたりすることができます。

以下の画像のように、HubSpot の「ミーティング」機能と連携して、HubSpot 上で Zoomミーティングを開催することができます。コメントの管理も HubSpot で行うことができます。

ウェビナーを HubSpot で行うことで、ウェビナー参加者の分析や、その後のフォローアップなどを HubSpot 上で効率的に行うことができます。

SpreadSheet

HubSpot 公式が作成している「Google Sheets」というアプリをインストールすることで、HubSpot と Google SpreadSheet を連携することが可能です。

HubSpot と SpreadSheet を連携することで、HubSpot の情報を SpreadSheet 上にエクスポートする、SpreadSheet の情報を HubSpot に同期させることが可能になります。
また、アプリの機能ではありませんが、以下の画像のように SpreadSheet の一部をダッシュボードに表示させるといったこともでき非常に便利です。

HubSpot のレポート機能では制限があり、実現できないような複雑な分析を、SpreadSheet 上で作成し、それをダッシュボードに埋め込むことで、HubSpot で作った他のレポートと同じ画面で情報を見ることができ効率的です。詳細にご興味がある方は以下の記事も参照してください。
Googleスプレッドシートとの連携で HubSpot のレポート機能がさらに便利に! 2022年実装の新機能をやさしく解説

Shopify

HubSpot 公式が作成している「Shopify」というアプリをインストールすることで、HubSpot と ECサイトプラットフォームの Shopify を連携することが可能です。
Shopify については以下の記事をご参照ください。
Shopifyとは?ECカートでShopifyを選ぶメリット・デメリット

連携することで、Shopify で構築したECサイト上の購買データを HubSpot に蓄積し、HubSpot 上で ECサイトの解析を行うことが可能になります。また、Shopify からの連携データを条件として、コンタクトが特定の動きをした後にメッセージを自動送信するといったこともワークフロー機能で実現可能になります。
Shopify を使ってECサイトを構築されている方は、マーケティングを効率化したい際に便利な連携といえるでしょう。
より詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。
戦略の幅が広がる!ShopifyとHubSpotの連携方法とメリット

Jira

HubSpot 公式が作成している「Jira」というアプリをインストールすることで、HubSpot とタスク管理ツールの Jira を連携することが可能です。

HubSpotとJiraを連携することで、HubSpot 上で Jira のチケットを自動作成することができます。また、 Jira でのチケットの状況をレポート化して、分析することもできます。

タスク管理ツールとして Jira を使用している場合は、是非連携しておきたいところです。
Jira 以外に、タスク管理ツールでは Asana なども連携可能です。

外部ツールとの連携で HubSpot を更に快適に

HubSpot と Slack のを連携することで可能になること、そして、その詳しい連携方法と Slack 以外に HubSpot と連携すると便利な外部ツールをご紹介してきました。

チケット・タスクの作成や、コメントの通知など、HubSpot と Slack を連携することで得られるメリットと、HubSpot がいかに外部ツールとの親和性が高く、応用の効くツールであるかがお分かりいただけたかと思います。

みなさまも、HubSpot と外部ツールを適切に連携し、情報を一元管理することで、いままでの業務を大きく効率化させてみてはいかがでしょうか?
きっと、大きく業務効率が上がると思います。

スパイスファクトリーでは、国内では数少ない「開発会社」という立場でありつつも HubSpot認定プロバイダー として、様々なクライアントの HubSpot 導入支援を行ってきました。

事例:スパイスファクトリーHP 東京エレクトロンデバイス株式会社|HubSpot導入・運用支援

詳しいサービス内容については、当社HPのHubSpot 導入支援、カスタム開発に関するページをご覧ください。

また、スパイスファクトリーでは難易度の高い専門的な知識を要する導入はもちろん、単に導入するだけでなく、その後の企業様の成長を見据えたマーケティングの支援まで幅広くご支援することが可能です。是非お気軽にお問い合わせください。

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