株式会社GME 株式会社GME|基幹システム移行で実現した業務自動化と効率化
株式会社GME 医学検査研究所は、1997年に日本初となる郵送による性感染症検査サービスを開始した郵送検査サービスを専門とするヘルスケア企業です。現在、がん検査・性病検査・生化学検査・BNP検査など、多様な検査サービスを法人・個人向けに提供しており、申し込みから検査結果の確認までをすべて郵送とオンラインで完結できる仕組みを構築しています。長年、Microsoft Accessベースの基幹システムを運用していましたが、事業の成長に伴いシステムの限界が明確になってきました。今回のWEBシステム移行プロジェクトでは、業務設計・システム設計の両面から抜本的な改善を目指しました。
課題とアプローチ
01
システムパフォーマンスの低下
クラウドベースの非同期処理と
データベース最適化で高速化
02
手作業の多さに伴う
ヒューマンエラーのリスク
ヒューマンエラーのリスク
業務フローの自動化と
帳票・通知のテンプレート化
03
工数の重複・属人化
ダッシュボードと権限設計により
業務の可視化と標準化

非同期処理とDB最適化で、
大量注文にも高速対応する基盤へ
GME社はAccessベースの基幹システムを長年運用していましたが、注文チャネルの多様化とデータ量の増加により、レスポンスの遅延や処理落ちが頻発し、検査業務や顧客対応に支障をきたしていました。
そこでクラウド環境を前提にアーキテクチャを刷新し、非同期処理によって高負荷なデータ処理とユーザー操作を分離。
さらにデータベース構造を見直し、正規化とインデックス設計を徹底することで、業務画面の応答性を大幅に向上させました。
業務フローにQRコードを導入し、
顧客入力の手間と負荷を軽減
GME社の業務では、顧客情報の入力や帳票出力などが手作業中心で、属人化やヒューマンエラーのリスクが課題でした。
そこで業務プロセスの可視化と自動化を推進。検査キット送付時にQRコードを自動生成・同梱し、利用者はQRコードから登録を行うことで、システム側で顧客IDをもとに情報を自動補完。
これにより、入力の手間やミスを減らし、事務負荷と運用コストの削減につなげています。


ダッシュボードと権限制御で
業務の可視化・標準化を実現
GME社では、1件の検査対応に複数の担当者が関わる業務体制により、進捗状況の把握が難しく、作業の重複や引き継ぎミスが課題となっていました。
そこで、対応状況を一覧で確認できるダッシュボードを導入し、業務の流れを可視化。 さらに、基本的な操作手順を記載したマニュアルを整備・共有することで、業務の引き継ぎや教育をスムーズに行えるようにしました。 これにより属人化の抑制と業務の安定化を図っています。
スパイスファクトリーは、360°デジタルインテグレーターとして、お客様の本質的な課題を見つけ解決策を導き出し、俊敏性を高めながら伴走することに務めています。「ただ作る」だけでなく、「業務のあるべき姿」に立脚した開発を通じて、クライアントの事業成長を支援していきます。ぜひお気軽にお問合せください。