東京都デジタルサービス局 東京都デジタルサービス局 | 都庁版アジャイル型開発のプレイブック策定
東京都は、デジタルの力を活用した行政を総合的に推進し、都政の QOS を飛躍的に向上させるため、2021年にデジタルサービス局を設置。同局では、国際競争力の強化や都民の生活の質・利便性向上を進めるため、迅速かつ柔軟に新しい価値を創出するためのアジャイル型開発を推進しています。 この度当社では、同局が企図する「アジャイル開発の庁内浸透」を支援すべく、都庁版アジャイル型開発のプレイブック策定を行いました。※プレイブック:経験やノウハウに基づく定石が書かれた戦略集のこと。
課題とアプローチ
浸透させたい
ブランド構築からパッケージデザインまで包括支援
取組をしたい
触れやすく親しめる
ゲームの世界観を提案
コンテンツを制作したい
「生きた知識」を持った
メンバーによる制作
プロジェクト事例を抽象化し
未来へアプローチできるプレイブックへ
当社は、同局が企画・推進するアジャイル開発案件を受託し、4つのプロジェクトとして同局および都庁内組織の職員と共に開発を進めて参りました。デジタルサービス局では更なるアジャイル開発の浸透を目指すべく、これらの開発事例を基にプレイブックの制作を企画し、当社がその制作を担当いたしました。
アジャイル開発の浸透という「未来へのアプローチ」を目指して進めたものの、制作当初は「プロジェクトの実施記録」が主なコンテンツとなってしまう状況に。そこで、当社が標榜するアプローチである「抽象と具体」を意識し、プロジェクトの実施内容を抽象化。東京都がアジャイル型開発に取り組む意義から、具体的な開発の進め方まで、より汎用的に活用できるプレイブックの制作に寄与しました。
制作したプレイブックは、都政の構造改革ポータルサイト「#シン・トセイ」よりご覧いただけます。
※外部サイトに遷移します。
アジャイル開発の社内浸透に向け、
親しみやすい世界観を表現
本プレイブックでは、当社からの提案によりロールプレイングゲームをテーマとして各キャラクターが吹き出しで解説を行うなど、親しみやすく伝わりやすい世界観を採用しています。プレイブックの目的である「アジャイル開発の庁内浸透」を意識し、読者が読みたくなり、また読んだ読者が「自分もアジャイル開発をやってみたい」と思ってもらえるようなプレイブックを目指しました。実際のデザインやライティングにおいては、都庁における従来の成果物では見られなかった遊び心のある表現もご提案し、評価を頂いております。
これは、当社のマーケティング思考やコンテンツ制作ノウハウと、同局の自由度の高さや挑戦する文化風土の相乗効果により実現できたものです。
「生きた知識」を持った
メンバーによる制作
本制作において、当社はスクラムマスターの有資格者などアジャイル開発に精通したメンバーをアサイン。多様なプロジェクトの実務経験で得た「生きた知識」を基に、現実的で実用性のあるコンテンツを盛り込みました。
当社が参加した4つのアジャイル開発案件を対象に、実際の事例を紹介するコンテンツは、実際に開発に参加したメンバーとも連携しながら、とくに精緻に作成。すでに前提知識や業務理解も進んでいたことから、インタビューや取りまとめもスムーズに進みました。プロジェクトの役割分担やスケジュール、課題などに加え、生の声としてプロジェクトメンバーの気づきなども記載。本プレイブックは日々現場の仕事に取り組むメンバーだからこそ制作できたものと自負しております。