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DX企業が実際に行っている社内のSDGs活動とは?4つの事例をご紹介

DX企業が実際に行っている社内のSDGs活動とは?4つの事例をご紹介

なぜスパイスファクトリーがSDGsを(積極的)支援しているのか?

そもそもSDGsとは何なのか。SDGsを(積極的)支援するメリットは何なのか。

実際にスパイスファクトリーが行っている活動を通して、SDGsの世の中に与える影響力をお伝えし、企業が推奨する本質的な意味をご説明していきます。

そもそもSDGsって何?

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。

17の目標と169のターゲットで構成されており、貧困や飢餓といった問題から、働きがいや経済成長、気候変動に至るまで、21世紀の世界が抱える課題を包括的に挙げています。

多くの国のさまざまな企業や団体でSDGsの取り組みが実施されている中、近年ではメディアでも多く取り上げられ、企業だけでなく個人でも簡単に行える活動事例も増えきているほど身近な取り組みとなっています。

企業がSDGsに取り組む理由

社会貢献活動に取り組むことは経済的発展にもつながると考えられるようになったことが大きな理由です。

環境や社会に配慮した取り組みはコストがかかり、売上につながりにくいイメージがあります。
しかし、2017年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、「SDGs達成により、2030年までに少なくとも12兆ドルの経済価値、最大3億8,000万人の雇用が創出される可能性がある」と発表されました。つまり、社会貢献につながることとお金を稼ぐことが「or」ではなく「equal(=)」になる世界が広がりつつあると考えます。

現にスパイスファクトリーに寄せられるご依頼でも、SDGsに関与する案件が徐々に増加傾向にあります。
取り組むことで同じ課題を解決したい行政・NPO・教育機関といった、これまで関わりのなかった
ステークホルダーの中で新たな事業を創出する機会が生まれるのもまた現状です。

企業がSDGsに取り組むためには?

では今後企業がどのようにSDGsを運用していくべきなのでしょうか?
SDGs活動を行っているとする企業の多くには、
「SDGsを謳っているけど具体的な活動が狭い」
「寄付をしていれば活動していることにする」
など、実態の伴っていないという問題があげられます。

我々スパイスファクトリーはこういった問題の中に埋もれてしまわないよう、本質的な意味でのSDGsを実走するため、外部との案件だけではなく内部での取り組みにも力を入れています。

スパイスファクトリー内部での取り組み

これから実際にスパイスファクトリーが内部で取り組んでいる活動を、取り組みが社会に与える影響や背景を通していくつかご説明します。

100%自然エネルギー電力

2021年11月に東京本社が契約する電力会社を100%自然エネルギー(再生可能エネルギー)を利用した「GREENa(グリーナでんき)」へ変更しました。

自然エネルギーとは?

自然エネルギーとは酸化炭素(CO2)排出の少ないクリーンエネルギーのことを指し、「自然エネルギー=クリーンエネルギー」とされています。

・太陽光発電
・水力発電
・風力発電
・バイオマス発電
・地熱発電
上記が自然エネルギーに該当します。

自然エネルギーのメリットとしては、
・二酸化炭素(CO2)を排出しない
・枯渇の心配がない
・固定価格買取精度(FIT)を活用できる
ことがあげられます。さらに、停電しやすくなることもなく、電気料金はほとんど変わらず安くなることもあります。
環境問題を意識しつつ利用デメリットも低いのです。

自然エネルギーを特徴に持つ「GREENa(グリーナでんき)」とは?

グリーナでんきでは、グリーン電力証書という証明書を発行することにより、100%自然エネルギーによる電力供給を行っています。

グリーナでんきは日本全国の65か所の自然エネルギー発電所と電力買取契約を結んでいます。そこで作られる電力は環境にやさしい電力であり、他の発電所で作られるよりもさらに価値が高いと考えることができます。グリーナでんきでは、この付加価値分をグリーン電力証書として電力需要家に買い取ってもらう仕組みを採用しています。

このような仕組みによって、グリーナでんきが買い取った自然エネルギー発電所の付加価値分をグリーン電力証書という形で電力需要家が支払うことができ、間接的に100%自然エネルギーの電力が供給されるというわけです。各家庭や事業所に届く電気の質に変化はないとしても環境にやさしい電気を支援することができるのです。

さらに、グリーン電力証書を購入するために支払われる電気料金の一部は、自然エネルギー発電所の維持運営費用として用いられます。自然エネルギーを使うだけでなく、さらに自然エネルギーを普及させるためにもグリーン電力証書は用いられています。これからご紹介する料金プランのうちGREENa RE100シリーズについては、グリーン電力証書を購入する発電所を以下の中から選択し、直接支援することも可能です。

社内備品を持続可能なものへ

コピー用紙・トイレットペーパーなどの社内備品は、再生紙を使用するなど、商品自体がエコでかつ環境問題を唱えている事業者のものを使用する事を心掛けています。

ECOVER(エコベール)

一つ目の紹介はエコベール。
今社内の洗剤はこのエコベールの洗剤を使用しています。
1979年に設立したベルギーの洗剤メーカーで、 サステナブル(持続可能性)という言葉が定着する前からエコ活動に取り組んできた会社です。
1993年には国連から「国連環境計画(UNEP)グローバル500賞」を受賞しています。

エコベールの洗剤は、植物由来とミネラル成分から作られており、石油由来の原料や人工香料、着色料などは一切使用されていません。
また容器は50%再生プラスチックキャップを採用しています。
人体への影響が少ないだけでなく、環境にも優しいというメリットが採用する大きな要点です。

名刺や封筒に森林認証(FSC)マークを採用

社員の名刺や会社封筒には森林認証紙を採用。

そもそも森林認証マークとは?
1993年にWWF(世界自然保護基金)を中心に、ドイツで創設されたFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)のこと。
第三者機関が環境・経済・社会の3つの側面から一定の基準をもとに適切な森林経営が行われている森林・経営組織などを認証し、その森林から生産される木材製品にラベルを付けて流通させることで、持続可能性な森林経営を支援する民間主体の取り組みです。

認証森林から産出された製品等を使用することで、森林保護の支援や地球環境の保全にも貢献できる点において採用しています。

リサイクル

プラスチックごみリサイクルについて

リサイクル率向上対策の為、現在社内のごみ処理を不燃ごみ全般においてのリサイクル率の高い事業所への依頼に変更しました。

そもそもプラスチック周りで大きな問題になっているのは、プラスチックのリサイクル率と、海洋プラスチック問題です。
国が定めているプラスチックリサイクルの範囲はプラスチック製容器包装のみです。現状、容器包装以外のプラスチックは焼却されています。また、焼却で残ったプラスチックくずに関しては、国外へ輸出されています。
そんな中でもスパイスファクトリーが依頼をしている事業所は、有害物質を出さず、且つ、プラスチックくずを出さない高い技術をもっている事業所であります。(名前は公表不可)

その他

社内で使用するものの選定基準

その他にも、社内で購入する際には「その商品はサステナブルか」「サステナブルな取り組みを行っている事業者か」を選定基準にしています。
例えばコーヒーや紅茶一つとっても、フェアトレードかどうかなどを基準を満たした商品を購入するようにしています。
また、オフィスで使う家具についても「持続可能な資源調達は企業の責任である」と考えるショップから購入しています。

スパイスファクトリーの今後の展望

これらの活動はごく一部で、我々スパイスファクトリーは企業としてまだまだ取り組む課題は多くあります。

活動を公言していくこともまた一つの取り組みで、企業×SDGsが浸透していくことで、企業と社会問題がより密接に結びつき、その広がりが本質的な意味でのSDGs・地球全土の問題改善に繋がることだと私たちは考えます。

そしてその企業成長の大きな糧となるのが、活動を行う中で見えてくる知識や繋がりであり、それは新たな課題を見出すチャンスを与えてくれます。
今後も社会課題と向き合いながら、新たな試みを続けていくことが企業成長へ繋がると信じ、我々スパイスファクトリーはSDGs=企業成長のロールモデルとなることを目指していきたいと考えております。

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