スパイスファクトリーとフライング・ペンギンズが資本業務提携 「構造デザイン×DX実装」で構想から実装を一体化

デジタル・トランスフォーメーションを支援するスパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 高木広之介、以下「当社」)は、株式会社フライング・ペンギンズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:土屋晃胤)と、資本業務提携契約を締結したことをお知らせいたします。

両社は2025年11月に資本業務提携に関する基本合意を発表しており、本契約締結により協業を本格的に開始します。

本提携では、フライング・ペンギンズが強みとする構造デザイン(Structure Design)と、当社が培ってきたDXの実装力を融合し、構想から実装までを一貫して担う日本発の「和製デザインファーム」モデルの構築を目指します。

なお、本提携に伴い、当社はフライング・ペンギンズの株式67.4%を取得し、スパイスファクトリーグループ(スパイスファミリー)として一体的な価値創出体制を構築します。あわせて、両社の連携を強化するため、当社の取締役 CSO 流郷 綾乃および執行役員 CDO 本村 章が、フライング・ペンギンズの取締役に就任します。

■背景

多くの企業のDXやイノベーション推進において、戦略は描かれるものの実装に繋がらず、また開発は進むものの本質的な価値創出に至らない、といった分断が課題となっています。戦略コンサルティングは構想に強く、開発会社は実装に強い。しかし、その両者を統合し、構想・体験設計・技術実装を一体で推進できる組織は、日本ではまだ多くありません。

こうした状況の中、両社は本提携により、このギャップを埋める新しいモデルとして「日本発のデザインファーム構想」を掲げます。

当社は「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」をパーパスに掲げ、企業や行政のDXを支援しています。アジャイル開発やユーザー中心設計を軸とした実装力を強みに、さまざまな業界で社会課題の解決に取り組んできました。

一方、ソニー株式会社でUXデザインやプロダクトマネジメントを担い、プロダクト開発を牽引してきた土屋氏が創業したフライング・ペンギンズは、構造デザインや戦略設計を基盤に、企業変革や新規事業創出を支援するデザイン型イノベーションファームです。ビジネス、UX、テクノロジーなど複数領域を横断した統合デザインにより、企業のイノベーション創出を支援しています。

両社は本提携により、構想・UX設計・技術実装を分断なく一体で推進し、企業変革を実効性のある形で実現できる体制を構築します。

■資本業務提携の主な取り組み

・構造デザインとアジャイル開発を融合した新たなサービスの創出

・DXおよびイノベーション創出に関する共同研究

・両社の知見を活かした共同プロジェクトの推進

・イノベーション人材の育成およびナレッジ共有

これにより、企業や行政の変革をより実効性のある形で支援し、日本発の新たなイノベーションモデルの確立を目指します。

■今後の展望

両社は本提携を通じて、構造デザインとDX実装を融合し、企業変革を構想から実装まで一気通貫で推進する新たな価値創出モデルを確立します。

さらに、その取り組みを通じて、戦略・デザイン・テクノロジーを統合した価値創出を社会に広げ、日本発のイノベーション創出の新たなスタンダードを世界へと提示していきます。 

また、国内外の企業や研究機関との連携も視野に入れながら、企業や行政のDX推進を支援するとともに、日本企業が持つ技術力や発想を世界に展開していくための基盤づくりにも取り組んでいきます。

これらの取り組みを通じて、日本企業の競争力向上と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■株式会社フライング・ペンギンズ 代表取締役 土屋 晃胤 氏 コメント

土屋 晃胤(株式会社フライング・ペンギンズ CEO / UXイノベーター)

ソニー株式会社でVAIOやPlayStation®️4のUXデザイン/PMとしてプロダクト開発を牽引。現在はモデリングを武器に、部署や専門領域をまたぐ企業内課題の解決や、事業の強みを活かしたイノベーション創出を支援。

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今回の資本業務提携を通じて、構造デザインとDX実装を融合し、「和製デザインファーム」という新しいモデルに挑戦できることに、大きな可能性とワクワクを感じています。

フライング・ペンギンズとしては、これまでクライアントの新しいプロジェクトの創生に関わる機会に恵まれてきた一方で、その構想を最終的な実装までやり切ること、そしてそれを担える人材の育成や組織化には、難しさも感じていました。だからこそ、「この思想をどのように社会に広げていくのか」は、ずっと向き合ってきたテーマでもあります。

そうした中でスパイスファクトリー・高木さんからお声がけいただき、「単なる成長」ではなく、「新しい産業のかたちを一緒につくれるか」という視点でパートナーを考える機会になりました。

スパイスファクトリーを選んだ理由は、DXの実装力だけではありません。社会課題に本気で向き合い、実際に行動している会社であり、かつその挑戦を“実装までやり切る力”を持っている点に、大きな共鳴を感じました。単なる発注・受注の関係ではなく、「構想から実装までを一体でやり切るチーム」として、ともに未来をつくっていける確信を持っています。

今後は、スパイスファクトリーが描く挑戦的な未来に対して、構造デザインの力でプロダクト・組織・そして社会の未来を拡張する姿を具体的に示しながら、プロジェクト推進そのものと、仕事を楽しむ感覚を広くシェアしていきたいと考えています。

この取り組みを通じて、構造デザインだけでも到達できない、実装だけでも到達できないゴールへの到達に伴走できるファームという、新しい形を日本から生み出し、世界へと提示していきます。 

■株式会社フライング・ペンギンズ 会社概要

会社名:株式会社フライング・ペンギンズ
代表者:代表取締役 土屋晃胤
所在地:東京都千代田区神田小川町3-6-9 神田第2アメレックスビル9F
事業内容:デザイン型イノベーション支援、事業創出支援など
URL:https://penguins.jp/

■スパイスファクトリー株式会社 代表取締役CEO 高木 広之介 コメント

今回の資本業務提携により、フライング・ペンギンズが持つ構造デザインの知見と、当社のDX実装力を掛け合わせることで、構想から実装までを一体で推進する新たな価値創出モデルを実現できると考えています。

私たちはこれまで、社会課題の解決に向き合いながらDXを推進してきましたが、その中で「何を実装するか」という構想の質が、成果を大きく左右することを強く実感してきました。フライング・ペンギンズの構造デザインは、その構想そのものに深く踏み込み、企業変革の本質に迫るアプローチであり、大きな可能性を感じています。

また、土屋さんと対話を重ねる中で、単なるビジネスとしてではなく、社会に対してどのような価値を生み出すかという視点を共有できると感じたことも、今回の提携に至った大きな理由の一つです。

私たちは今、デジタルプロダクトを「作る」こと自体の価値が相対的に低下する時代において、「何を、なぜ、どのように描くか」という知性そのものが問われていると考えています。こうした背景から、当社は「360° Intelligence Firm」へと進化し、アート、デザイン、テクノロジー、そしてPRを横断した価値創出に取り組んでいます。

今回の提携は、その進化を加速させる重要な一歩です。構造デザインとDX実装を融合することで、企業や社会の変革をより実効性のある形で実現し、日本発の新しいイノベーションモデルとして世界に発信していきたいと考えています。