25年4月1日の育児・介護休業法改正に伴い「有給特別休暇制度」の適用範囲を家族・ペットにも拡大

労務担当者の提案から実現。独自の制度「ウェルネス休暇」で多様なライフケアに応える福利厚生へアップデート

デジタル・トランスフォーメーションを⽀援するスパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高木 広之介「以下、「当社」)は、2025年4月1日から段階的に施行される「育児・介護休業法」の改正に合わせて、独自の有給特別休暇制度「ウェルネス休暇」の適用範囲を拡大しました。

これまで社員本人の体調不良や通院時のみに限られていた本制度を、3親等以内の家族(同居、別居問わず)やペットのケアまで対応可能にし、通院の付き添いや看病なども新たに対象としています。

■ 制度改定の背景

少子高齢化、核家族化、物価上昇による家計負担の増加など、社会構造や生活環境の変化により、仕事と育児・介護の両立を支援する制度を整備する重要性が高まっています。2025年4月の育児・介護休業法の改正により、休暇取得の対象範囲は広がりましたが、子の看護等休暇は企業の判断により無給となる場合もあり、現実には使いにくい制度となり得ます。

当社は、日本版ディーセント・ワーク8指標(JD8: Japan Decent Work 8 Index)に基づく人的資本への投資と情報開示を積極的に進めています。誰もが尊重され、安心して働ける社会の実現を目指し、社員一人ひとりが大切にする家族やパートナーとともに心身ともに健康で過ごし、活き活きと活躍できる環境づくりに取り組んでいます。

今回の制度改定は、そうした方針のもと、多様なライフスタイルやケアのあり方に対応できる柔軟な休暇取得を可能にするものです。社員が“誰かのために休む”ことを自然に選択できる環境こそが、持続的なパフォーマンスと組織の成長につながると私たちは考えています。

■「ウェルネス休暇」適用・対象範囲と概要

当社は、社員の健康維持とワークライフバランスの向上を目的に導入していた有給特別休暇「ウェルネス休暇」について、2025年4月1日より適用・対象範囲を大幅に拡大しました。
これにより、従来は社員本人の体調不良や通院時のみに利用されていた本制度が、3親等以内の家族(同居・別居を問わず)やペットのケアにも活用できるようになりました。

新制度では以下のケースにも「ウェルネス休暇」を利用することが可能です。

ウェルネス休暇制度のアップデート新旧表

ウェルネス休暇制度のアップデート新旧表

 

■ウェルネス休暇の利用率

ウェルネス休暇はもともと、生理や不妊治療、更年期障害などでの利用を想定していましたが、2023年から性別・年齢関係なく誰でも使いやすいように風邪やけがなどの休暇にも適用範囲を拡大しています。その結果、2024年実績の利用率は約3.6倍に増加しました。

今回のさらなる制度拡充により、家族やペットを含む、より多様なケアシーンでの活用が可能になることで、社員一人ひとりのライフスタイルに寄り添った柔軟な働き方の実現につながると考えており、今後さらに利用が進むことを期待しています。

■既存の働き方に関する制度と休暇制度の使い分け

当社では、多様なライフイベントに対応できるよう、既存の働き方制度と組み合わせた柔軟な休暇取得を推奨しています。状況に応じて「ウェルネス休暇」に加え、ハイブリッドワーク制度やフレックスタイム制度なども活用することで、社員一人ひとりに合った働き方を可能にしています。

既存の働き方に関する制度と休暇制度の使い分け表

既存の働き方に関する制度と休暇制度の使い分け表

 

■ フレキシブルな働き方を支える制度

  • ハイブリッドワーク制度

   週4日のリモート勤務・週1日の出社を基本とし、柔軟かつ効率的な働き方を支援しています。

  • フレックスタイム制度

   コアタイム(11時〜15時)を設定し、業務特性やライフスタイルに合わせた就業が可能です。

■ウェルネス休暇制度を改定した労務担当者からのコメント

スパイスファクトリー株式会社
Corporate Management Div.労務担当
依田/Yoda 

子の看病休暇や介護休暇は「基本的に無給」であり、有給にするかは企業判断に委ねられていることに以前から違和感を持っていました。今回の法改正で適用範囲は広がり、「子の看病等休暇」として制度化されたものの、依然として有給にするかどうかは企業次第です。法改正を前に、Corporate Management Div.のチームメンバーと話し合う中で、今回の「ウェルネス休暇制度」改定のアイデアが浮かんできました。

スパイスファクトリーでは、子育て中の社員も多く、また今後は介護のニーズも高まると考え、世代を問わず使える制度として、既存のウェルネス休暇の適用拡大に着目しました。子の看病等休暇や介護休暇の利用には制限があるため、フレックスタイム制度やセレブレーション休暇(年1回)と組み合わせ、より柔軟で働きやすい環境づくりを目指しています。

私は制度は「一度つくれば終わり」ではなく、「育てていくもの」であると考えています。今ある制度を進化させ、社員が家族を大切にできる仕組みをつくる。そうした思いから、今回の制度改定の提案が実現しました。

■ スパイスファクトリーについて

スパイスファクトリーは、DXを加速させるアジャイルマインドで企業や行政機関のデジタル変革を引き起こす”触媒(スパイス)”となるDX支援企業です。

これまでに、教育、医療、自治体、一次産業、物流、製造、エンタメなど様々な業界のDXに関わり、アジャイル開発のアプローチで迅速な価値創造を実現し、社会と顧客の課題解決に取り組み、事業の成長を支援してきました。当社は事業サービス構想の支援、システム開発、UI/UX、マーケティング支援など、多様な技術やノウハウの提供を可能としています。経営課題から現場の事業課題解決まで全方位の支援ができる360°デジタルインテグレーターとして、一気通貫でデジタル領域の課題に幅広く対応します。

同時に、従来の受託開発の枠組みを超え、ユーザー中心設計を軸に顧客企業や行政機関と連携し、変化への対応力と俊敏性を高めながら、伴走して解決策を導き出します。私たちのミッションは「革新の触媒」であり、パーパスは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことです。社会課題解決を追求し、新たなビジネスやイノベーション創出に貢献します。

会社名:スパイスファクトリー株式会社(Spice Factory Co., Ltd.)
代表:代表取締役CEO  高木 広之介
設立: 2016年3月
資本金:307,008,000円
東京本社:東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南
京都拠点:京都府京都市下京区鶏鉾町493 ムーンバットビル7F コネクト京都
福岡拠点:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
事業内容:360°デジタル・インテグレーション事業

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