9月19日は「#育休を考える日」スパイスファクトリー「育業」応援企業登録のおしらせ
「こどもスマイルムーブメント」参画企業として社員のライフステージの変化に合わせた柔軟な働き方を推進。誰もが尊重され、安心して働き続けられる社会を目指して
デジタル・トランスフォーメーションを⽀援するスパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高木 広之介、以下、当社)は、「チルドレンファースト」の社会を創出する東京都の取り組み「こどもスマイルムーブメント」の宣言に賛同し、参画いたしました。さらに、同取り組み内の「育業」応援企業としても登録されたことをお知らせいたします。

こどもスマイルムーブメントロゴ
■参画背景
当社は、「日本版ディーセント・ワーク8指標(JD8)」を指針に、人的資本への投資や情報開示を着実に進めています。誰もが尊重され、安心して働き続けられる社会を目指して、社員一人ひとりとその家族、パートナーが、心身ともに健やかに、そして自分らしく活躍できる環境づくりに取り組んでいます。2024年度における育児休暇取得率は85.7%であり、育児休暇を必要とする社員のほとんどが育児休暇を活用いたしました。
当社の理念および方針と合致することから「こどもスマイルムーブメント」の宣言に参画し、「育業」応援企業としても登録いたしました。
■男性育休取得経験者のコメント
スパイスファクトリー株式会社
Digital Service Development Division
General Manager
平山 敬梧/Keigo Hirayama
取得時世代:20代後半
取得期間:2024年8月19日~2025年1月10日(約5ヶ月)
<仕事への想い>
約5ヶ月間の男性育休を取得しましたが、正直不安もありました。期間が長めであることやGeneral Managerという立場で育休取得の前例が少なかったためです。業務体制をどう維持するのか、代理を立てた場合に自分の復帰が歓迎されないのではないかと考えることもありました。
一方で、今後はライフステージの変化を迎える社員が増えると想定される中で、自らが前例を作るべきだという課題意識がありましたし、その意思をスパイスファクトリーは後押ししてくれるという確信もありました。
復帰後は時間や優先度の制約を強く感じ、努力だけでなく会社や家族の理解が不可欠だと実感しました。代理を務めた側にも復帰後の役割変更に抵抗があるはずですし、仕組み作り以上に「理解を示す姿勢」が必要です。誰が抜けても持続できる組織の仕組みや変化を前向きに捉える風土こそが、育業を支える土台になると思います。
<暮らしへの想い>
初めての育児で、家庭内で戦力となり育児への解像度を高めておかないと、家庭と会社双方でどう調整し体制を作って働ける状態を築くのかが見えにくいと感じました。実際、最初の2〜3ヶ月は夫婦二人でも子のライフサイクルや成長に振り回されました。生活に慣れてからは余裕を持って楽しく過ごせ、5ヶ月の取得はとても良かったと思います。
スパイスファクトリー株式会社
Digital Service Development Division
リーダー
森田 靖/Yasushi Morita
取得時世代:30代前半
取得期間:2025年7月1日~継続中(5ヶ月間取得予定)
<仕事への想い>
昨年、上司が育休を取得した前例があったことで心理的なハードルは低かったのですが、自分の業務を引き継いでもらうメンバーに対しては申し訳なさを感じました。
特にチームマネジメントや採用業務は通常の開発業務とは異なる性質を持ち、単なる業務量以上の負担をかけてしまうのではと不安でした。一方で、新たなスキルを習得し、今後のキャリアの幅を広げる機会にしてもらえればという期待もありました。
育休を通じて、これまでのように目の前の課題解決やスキルアップだけでなく、中長期的にどのような働き方や暮らし方が自分や家族の充実した人生に繋がるのかを考えるようになりました。また、業務の進め方においても「時間を延ばして対応する」のではなく、効率化や工夫で乗り越える必要性を強く実感しています。
育休経験者の知見を社内に蓄積し、次に続く社員の参考になる仕組みがあれば育休取得者にとっても、取得者と働く従業員にとっても有益ではないでしょうか。
<暮らしへの想い>
日々、息子の成長を間近で感じられる喜びは大きく、パートナーからも家事や育児で支えになれていると感謝の言葉をもらいました。一方で、育休によりパートナーと過ごす時間が増えることで価値観の違いが浮き彫りになることもありましたが、それも含めて家族との関係を深める貴重な機会となりました。
加えて、在住する市の児童手当や子育て支援のイベントなどを活用し、自治体の支援のありがたさも実感しました。
■育業の推進に向けた取り組みの概要
1.プレママ・パパ制度の運営(2023年7月適用)
「つわりや妊婦健診でも休めない」をなくす、育児休業給付金の課題に対応した制度導入
「プレママ・パパ制度」は、法定の産前休暇よりも前に最大20日間の特別有給休暇を取得できる制度です。妊娠中の体調不良や検診、家庭の準備など、既存制度では対応しきれない課題を解決する支援策として2023年7月より実施しています。
政府の「異次元の少子化対策」(2023年6月発表)で産後パパ育休の拡充などが進められる一方で、十分に解決されていない育児休業給付金の課題に対し、企業ができることのひとつとして取り組んだものです。
2025年度からは、男性社員が配偶者の出産前日まで本制度を利用できるよう、対象期間を拡大しています。
2.有給特別休暇「ウェルネス休暇」の大幅拡大(2025年4月適用)
2025年4月1日の育児・介護休業法改正に伴い「有給特別休暇制度」の適用範囲を家族・ペットにも拡大
従来は社員本人の体調不良や通院時のみに利用されていた本制度を、3親等以内の家族(同居、別居問わず)やペットのケアまで対応可能にし、通院の付き添いや看病なども新たに対象としています。
ウェルネス休暇はもともと、生理や不妊治療、更年期障害などでの利用を想定していましたが、2023年から性別・年齢関係なく誰でも使いやすいように風邪やけがなどの休暇にも適用範囲を拡大しています。その結果、2024年実績の利用率は約3.6倍に増加しました。
3.ハイブリッドワーク制度|フレックスタイム制度|シエスタ制度
ライフステージやその時々の事情に応じて、社員が仕事に集中できる環境をつくることを重視
ハイブリッドワーク、フレックスタイム、シエスタ制度など、既存の制度を組み合わせながら、暮らしと仕事がなめらかにつながり、力を発揮できる職場を整えています。
ひとりひとりの「今」に寄り添い、自分らしい働き方を選べるよう制度の進化を続けています。
■ ハイブリッドワーク制度
週4日リモート・週1日出社を基本としつつ、業務内容に応じて柔軟な働き方を実現しています。集中力を高める静かな環境と、リアルな対話から生まれる気づきや連携のバランスを大切にし、場所に縛られず主体的に価値を生み出せる働き方を支援します。
■ フレックスタイム制度
コアタイム(11:00〜15:00)を設定し、それ以外の時間は各自のリズムに合わせて働くことができます。自分の最もパフォーマンスを発揮しやすい時間帯に集中することで、成果につながる働き方が可能です。
■ シエスタ制度
所定の休憩時間に加え、心身の状態に応じて各自が自由に休憩を取れる「シエスタ制度」を導入。自律的にコンディションを整えることで、深い集中や創造性を引き出しやすいリズムをつくることができます。
関連情報:
25年4月1日の育児・介護休業法改正に伴い「有給特別休暇制度」の適用範囲を家族・ペットにも拡大
東京の未来の働き方推進事業における「東京サステナブルワーク企業(みらワカ)」登録のお知らせ
数字で見るスパイスファクトリー2025〜データでわかる働き方とカルチャー〜
■取締役CSO(最高サステナビリティ責任者)コメント
スパイスファクトリー株式会社
取締役CSO(最高サステナビリティ責任者)
流郷綾乃/Ayano Ryugo
「育業」という考え方は、子どもを育てることを“社会全体で担う営み”と捉え直すきっかけになると感じています。私たちスパイスファクトリーは、社員がライフステージの変化に応じて安心して働き続けられる環境を整えることが、次世代により良い未来を託す土台になると考えています。
働くことは単に生計を立てる手段ではなく、社会を形づくり、自分らしく生きる力を育む営みでもあります。だからこそ、個々人の多様な暮らしを尊重し、育児やケアの時間を大切にしながら、仕事に集中できる環境を整えることが大事だと思っています。
私たちは、社員一人ひとりが持続的に活躍できる仕組みづくりを通じて、子どもたちが安心して成長し、誰もが働きがいを感じられる社会の実現に挑み続けたいと考えております。
■「こどもスマイルムーブメント」「育業」とは
幅広い主体の連携により、「チルドレンファースト」の社会を創出する東京都の取り組みです。企業、NPO、大学・学校等の主体が「子供の目線を大切にした取組」を推進し、子供を大切にする社会気運の広がりを目指します。
「育業」
「育児休業」を「仕事を休む期間」と捉えるのではなく、「社会の宝である子供を育む期間」と考えるマインドチェンジを推進するプロジェクト。
愛称「育業」に賛同し、望む人誰もが育児休業を取得しやすい環境づくりに取り組む企業を紹介しています。
「こどもスマイルムーブメント」公式サイト: https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/
スパイスファクトリー掲載ページ:https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/companies/5004
9月19日は、積水ハウスが定める「#育休を考える日」
積水ハウス株式会社は2019年より、男性の育休取得をよりよい社会づくりのきっかけとしたい、との思いから、9月19日を「育休を考える日」として記念日に制定しています。男性育休を考えるプロジェクト「IKUKYU. PJT」には、2025年は過去最多となる174もの企業・団体が賛同しています。
(昨年は154の企業・団体が賛同)
積水ハウス公式サイト ニュースリリース:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2025/20250908
■ スパイスファクトリーについて
スパイスファクトリーは、DXを加速させるアジャイルマインドで企業や行政機関のデジタル変革を引き起こす”触媒(スパイス)”となるDX支援企業です。
これまでに、教育、医療、自治体、一次産業、物流、製造、エンタメなど様々な業界のDXに関わり、アジャイル開発のアプローチで迅速な価値創造を実現し、社会と顧客の課題解決に取り組み、事業の成長を支援してきました。当社は事業サービス構想の支援、システム開発、UI/UX、マーケティング支援など、多様な技術やノウハウの提供を可能としています。
経営課題から現場の事業課題解決まで全方位の支援ができる360°デジタルインテグレーターとして、一気通貫でデジタル領域の課題に幅広く対応します。
同時に、従来の受託開発の枠組みを超え、ユーザー中心設計を軸に顧客企業や行政機関と連携し、変化への対応力と俊敏性を高めながら、伴走して解決策を導き出します。私たちのミッションは「革新の触媒」であり、パーパスは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことです。社会課題解決を追求し、新たなビジネスやイノベーション創出に貢献します。
会社名:スパイスファクトリー株式会社(Spice Factory Co., Ltd.)
代表:代表取締役CEO 高木 広之介
設立: 2016年3月
資本金:307,008,000円
東京本社:東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南
関西拠点:京都府京都市下京区鶏鉾町493 ムーンバットビル7F コネクト京都
福岡拠点:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
事業内容:360°デジタル・インテグレーション事業
公式Webサイト:https://spice-factory.co.jp
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