スパイスファクトリー、物流2030年問題に立ち向かう【物流DX支援特化型チーム】を発足
ドライバーの待機時間や人手不足、システムの老朽化といった課題に迅速対応し、物流現場の生産性向上を支援
デジタル・トランスフォーメーションを⽀援するスパイスファクトリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:高木 広之介)は、物流業界が直面する深刻な社会課題である「物流2024年問題」と、解決しきれぬまま迫りくる「物流2030年問題」の解決を目指し、「物流DX支援特化型チーム」をドライバーの日である2024年10月18日に立ち上げます。新設される物流DX支援特化型チームは、迅速な対応と専門的な知見を活かして、物流業界の特有の課題解決に貢献します。
■物流DX支援強化の背景
この物流DX支援強化の背景には、まず物流2024年問題があります。これは、2024年4月に施行された働き方改革法案によって、ドライバーの残業規制が導入され、輸送能力の低下が一層深刻化したことに起因します。加えて、物流2030年問題として、少子高齢化による人手不足が進行し、物流業界全体での効率化と生産性向上が急務となっています。
これらの深刻な課題に対応するため、スパイスファクトリーはDX(デジタル・トランスフォーメーション)を通じて解決策を提供します。物流DXには、IoT、ビッグデータ、AIなどの技術を活用し、輸配送の効率化や業務プロセスの見える化が不可欠です。また、データ共有を通じてサプライチェーン全体を最適化することで、業務の自動化やリードタイムの短縮が可能となり、人的リソースをより効果的に活用することが求められています。当社は、日本の物流業界におけるDXの加速が急務であると認識し、この課題解決に向けた取り組みをさらに強化してまいります。
※参考:令和6年2月16日政府発表資料 我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議 2030年度に向けた政府の中長期計画(ポイント)
■物流DX支援特化型チームの支援内容
スパイスファクトリーの物流DX支援特化型チームは、物流業界が直面する2030年問題に対して、以下のような総合的な支援を提供します。
<提供する物流DX支援の内容>
- 物流DX実現に向けた既存プロセスのデジタル化や改善を推進するコンサルティング
- アジャイル開発を活用した物流DXプロジェクトの迅速な遂行支援
- データ活用による業務効率化や改善提案の提供
- DXツールの導入サポートおよび現場での最適化支援
- 独自のシステム開発から運用・保守に至るトータルサポート
物流DX支援特化型チームは、物流業界の最新動向に常に対応し、専門家による定期的な勉強会を開催します。これに加えて、多様なDXソリューションを共有し、互いにディスカッションを重ねることによって、最適な解決策を導き出すことを目指しています。また、技術革新が急速に進むIT業界においても、常に最新の知識をアップデートし、物流2030年問題に柔軟に対応できるよう努めます。
さらに、新技術と既存技術を物流DXに適用するための技術検証や研究を進め、業界全体に革新的なソリューションを提供するための基盤を築いていきます。
■物流業界に知見の深い「物流DXの専門コンサルタント」の参画
物流DX支援強化に向けて業界に特化した知見をもつ物流DX専門コンサルタントにもアドバイザーとして参画いただいております。
株式会社データ・シェフ
代表取締役 濵田 雅人(はまだ まさと)氏
【プロフィール】
業務改善コンサルティング会社の代表取締役として、業務フローの改善やデータ活用支援を提供。これまでに物流運営会社やシステム開発会社での物流関連システムの企画・設計・導入を担当し、効率化の推進に寄与。特に物流業界における業務改善やDX支援に注力し、豊富な現場経験に基づいた実践的なアドバイスが強み。物流センターの運営や経営に関するノウハウを持ち、理論だけでなく、システム開発等の知見を掛け合わせた具体的な現場改善策を提案できる点で高く評価されている。
【コメント】
物流業界は現在、2024年問題や2030年問題といった大きな課題に直面しており、輸送能力の低下や人手不足が深刻化しています。これらの問題を解決するには、DXの導入が不可欠です。従事者の労働生産性向上も重要なテーマであり、ロボットやマテハン(マテリアルハンドリング)の導入が加速しています。しかし、限られた人材のパフォーマンスを最大化するには、作業者が直感的に操作できる、使いやすいシステム設計が不可欠です。
スパイスファクトリーは、UI/UXデザインに強みを持つシステム会社であり、UI・UXはヒトを中心に据えたシステム設計です。これは、物流業界ではまだ十分に注目されていない視点ですが、このアプローチが新たな革新をもたらすと確信しています。私もこのプロジェクトに参画し、同社と共に、物流業界全体の効率化と生産性向上に貢献してまいりたいと考えています。
■物流DX支援に関する今後の展開
スパイスファクトリー株式会社
取締役COO 小島 寛人(こじまひろと)
【コメント】
物流業界が直面している問題は、もはや業界内だけに留まらず、荷主、物流事業者、政府、そしてサービスを利用する消費者が一体となって取り組むべき課題です。(公財)日本ロジスティクスシステム協会が2015年に発表した「2030年の物流ビジョン」では、この状況が仮説として提起され、それらのビジョンが描かれております。同様に政府からも物流の革新に関する関係閣僚会議が開催され中長期計画が発表されており、本プレスリリースではすべてを網羅できませんでしたが、物流業界が抱える問題は非常に複雑で多岐にわたります。
グローバルにモノや情報が飛び交う現在、物流業界におけるDXの推進が必要不可欠です。
私たちは、多様なDXソリューションに知見を持っています。物流業界の専門家と相互理解を深めることで、業界全体、さらには消費者にまでポジティブな影響を与えたいと考えています。まずはお互いの知見を共有し合うことを、これにより、私たちのパーパスである「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」という理念を、物流業界を通じて実現し、社会に貢献してまいります。
■ スパイスファクトリーについて
スパイスファクトリーは、DXを加速させるアジャイルマインドで企業や行政機関のデジタル変革を引き起こす”触媒(スパイス)”となるDX支援企業です。
これまでに、教育、医療、自治体、一次産業、物流、製造、エンタメなど様々な業界のDXに関わり、アジャイル開発のアプローチで迅速な価値創造を実現し、社会と顧客の課題解決に取り組み、事業の成長を支援してきました。当社は事業サービス構想の支援、システム開発、UI/UX、マーケティング支援など、多様な技術やノウハウの提供を可能としています。経営課題から現場の事業課題解決まで全方位の支援ができる360°デジタルインテグレーターとして、一気通貫でデジタル領域の課題に幅広く対応します。
同時に、従来の受託開発の枠組みを超え、ユーザー中心設計を軸に顧客企業や行政機関と連携し、変化への対応力と俊敏性を高めながら、伴走して解決策を導き出します。私たちのミッションは「革新の触媒」であり、パーパスは「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことです。社会課題解決を追求し、新たなビジネスやイノベーション創出に貢献します。
会社名:スパイスファクトリー株式会社(Spice Factory Co., Ltd.)
設立 2016年3月10日
代表:代表取締役CEO 高木 広之介
設立: 2016年3月
資本金:5,000万円
東京本社:東京都港区台場二丁目3番1号 トレードピアお台場 20階南
京都拠点:京都府京都市下京区鶏鉾町493 ムーンバットビル7F コネクト京都
福岡拠点:福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
事業内容:360°デジタル・インテグレーション事業
公式Webサイト:https://spice-factory.co.jp
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